然美 御所南

受け継いだまなざしに、
いまの光を重ねる。

約百五十年の時を抱く京町家に、
今日の光が差し込む。

T.・T創設者・髙橋大雅から受け継いだ
思想と美意識が、
伝統工芸を担う職人や、
現代の作家・芸術家の感性と出会い、
新たな表情を生み出していく。

古い衣服に宿る知恵や美しさを読み解き、
現代を生きる女性の一着へとつなぐ。

過去に未来の可能性を見いだすその姿勢は、
この町家に新たな営みを重ねることにも通じている。

唐紙に映る衣服のひだ。織物が縁取る畳。
庭に移ろう光と影。
伝統に磨かれた素材や技が、
新たな解釈を得て、
彫刻やアートと静かに響き合う。

衣服に触れ、庭を眺め、茶の余韻を味わう。

T.・T 御所南は、
受け継いだ美しさに創造を重ね、
これからの暮らしへと手渡す場所である。