T.T 御所南は、約百五十年の歴史を持つ京町家を改修した総合芸術空間です。

髙橋大雅から受け継いだ思想と美意識をもとに、衣服、庭、茶、工芸、アートを通して、
日本の美意識が息づく暮らしを提案しています。

設えには、京都の「かみ添」による唐紙の襖、京都の「細尾」による西陣織を畳縁に用いた畳、
ガラス作家・佐藤聡氏によるガラス照明を取り入れています。
これらは、髙橋大雅のドレープ作品をモチーフに、
職人や作家がそれぞれの素材と技術を通して新たな解釈を加え、空間へと展開したものです。

重森三玲庭園研究所所長・重森千靑氏による庭と、
髙橋大雅やイサム・ノグチの彫刻作品が、町家の空間と呼応しています。
離れには茶室「然美」を設け、京都の「御菓子丸」が監修する茶菓懐石を提供しています。

受け継がれてきた建物に、職人や作家の新たな表現を重ね、
伝統と現代の感性が出会う場所としています。